イベント時のゴミ対応

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イベントの内容によっては飲み干したドリンクの容器、料理の容器などゴミが出てきます。そのゴミに対する対応について、あらかじめ決めておきましょう。

この記事ではイベント時のゴミ対応について準備から当日までのやることについてご紹介します。

目次

回収すべきゴミを整理する

まずはイベントで回収すべきゴミの種類を整理しましょう。大きく分けると、燃えるゴミ・空き缶・空きペットボトル・空き瓶あたりが一般的だと思います。

開催するイベントの内容によって「どのようなゴミが出てくるか?」あらかじめ想定して、回収すべきゴミの種類を明確にしていきましょう。

イベントにて食事を提供する場合、ドリンク・汁物の残りが出るケースがあります。液体を回収できる用意をしておくのがオススメです。

ゴミ箱の設置

イベント会場にゴミ箱が既に設置されている場合

イベント会場にゴミ箱が既に設置されている場合、使用出来るのであれば活用させていただきましょう。施設管理者の方に確認し、使用の可否をあらかじめ確認します。

とは言っても、ゴミ袋の購入とゴミ袋の交代、ゴミの撤去についてはイベント主催者の運用となるのが一般的です。

イベント会場に会場がない場合

イベント会場にゴミ箱が設置されておらず、イベントにてゴミ捨て場が必要な場合、主催者にて準備する必要があります。

どのクオリティのゴミステーションを準備するかは、「予算」と「こだわり」に左右されると思うので、主催者がどれだけ力を入れられるのかで変わってくる要素です。

ゴミ箱の種類

ゴミ箱を主催者にて用意する場合「どのようなゴミ箱を準備するか」あらかじめ想定しておきましょう。TSUMIKIとしては大きなゴミ箱がオススメです。

一袋で多くのゴミを回収でき、ゴミ袋が満杯になるペースが遅く、新たなゴミ袋の交代回数・ゴミ袋集積場所への移動回数を減らせることができるからです。

デメリットとしては、回収したゴミ袋が重たくなる傾向にあり、人によっては移動が大変なことが挙げられます。

一方で、小さなゴミ箱だと一袋で多くのゴミを回収できないため、ゴミ袋が満杯になるペースが早く、ゴミ袋の交代回数・ゴミ袋集積場所への移動回数が増えてしまいます。

POP

ゴミ箱を利用する際、準備しておきたいのがPOPです。何も案内が無ければ、「燃えるゴミはどこに捨てればいいのか」、「空き缶はどこに捨てればいいのか」来場者であるお客様は把握することが出来ません。

そこで、「どのゴミをどこに捨てるのか」を伝えるPOPが必要になってきます。また、例えばペットボトルに関しては、「キャップ」と「ラベル」は燃えるゴミ、「ボトル」はペットボトルゴミなど「分別」が必要になってきます。

その観点からもPOPなど、お客様にゴミを捨てる際の情報を伝えるための工夫を行いましょう。

ゴミ箱の管理体制

イベント開催中は満杯になったゴミ袋の回収と、新しいゴミ袋の交換をスタッフで行います。その際、ゴミ箱周辺の管理体制には大きく分けて「スタッフ常駐型」と、「スタッフ無人型」の2種類あります。

ひとつづつ見ていきましょう。

スタッフ常駐型

スタッフ常駐型はその名の通り、ゴミ箱の近くにスタッフを配置して管理する体制です。

ゴミ箱をただ設置する場合、分別が行われなかったり、ゴミが散乱するなどのケースが少なくありません。

結局、分別にスタッフを割かなければならず、散乱したゴミステーションを原状回復するなど、コストがかかってきます。

分別がされていない可能性を考え、ゴミ袋内をチェックしたり、分別されていないゴミを発見し袋の中に手を突っ込んで分別し直すのは、労力的にも精神的にもしんどいです

一方でゴミ箱にスタッフを配置していると、ゴミ箱の利用者は分別をしっかりと行ってくれます。また、仮に分別をしてくれなくても、スタッフ捨てられたゴミを回収しすぐに分別することが出来ます。

人の目があれば「ちゃんとしないと!」と言う意識が働きますよね

もしゴミ箱近くにスタッフを配置する人的コストを許容出来るのであれば、ぜひ配置をするのがオススメです。

スタッフ無人型

こちらはゴミ箱にスタッフを配置しない方式です。イベントによっては、人員が限られているため、満足にスタッフを配置出来ない場合もあります。

その際は、スタッフ無人型になるかと思います。

スタッフ無人型の場合は、適宜スタッフが巡回し、満杯になったゴミ袋の回収・新しいゴミ袋の交換・回収したゴミ袋を集積場所への移動を行います。

無人型のデメリットとしては、ゴミ箱が満杯になっていてお客様に迷惑をかけてしまう、ゴミ箱付近にゴミが散乱する(満杯で入らないゴミなど)、ゴミが分別されていないといったものが挙げられます。

特にフードやドリンクを提供するイベントの場合、ゴミ袋が満杯になるペースが早い傾向にあります。

満杯になったゴミ袋の回収と新しいゴミ袋の交換のペース・スピードに関してはイベントによって違ってくるはずです。イベントの状況を見て、スタッフを巡回させるなど、柔軟な対応が求められます。

ゴミの処分

回収したゴミの処分方法について、事前に決定しておきましょう。まず確認しておきたいのが、回収したゴミの集積場所です。

借用する施設によってはゴミの集積場所があらかじめ決められている場合が少なくありません。施設の管理者にゴミの集積場所を事前に確認しておくと今後の流れがスムーズになります。

ゴミ集積場所が決まっていない場合は、施設の管理者と相談しながらイベント主催者にてあらかじめ決める必要があります。

集積場所を確認した上で、ゴミの処分方法については大きく「施設管理者にて処分」、「イベント主催者にて処分」の2つがあります。

ひとつづつ見ていきましょう。

施設管理者にて処分

施設の管理方針やイベントの内容によって施設の管理者にて処分してくれるケースがあります。

イベント会場として借用する際に、ゴミの処分についてもどちら側が行うのか確認しておきましょう。

イベント主催者にて処分

イベント主催者にて処分する場合、ゴミ回収業者に依頼を行いましょう。その際は、回収してほしい日付・場所・ゴミの種類・おおよそのボリュームを伝えます。

また、ゴミ回収業社の方は、イベント終了後の夜中や、翌日の早朝に来られるケースがあります。

施設によっては出入り口が施錠されてしまっていて、回収業者の方がゴミ集積場所へ辿り着けない可能性があります。

施設管理者の方にあらかじめ調整を行い、スムーズにゴミ回収が行えるよう準備しておきましょう。

ゴミ袋の購入

イベント当日までにゴミ袋を購入しておきましょう。ゴミ袋購入時のポイントはサイズ・色・個数の3つです。

サイズは、あらかじめ決めたゴミ箱のサイズに適したゴミ袋を購入します(サイズ間違いがないようしっかりとチェックしておきましょう)。

サイズ展開は20L・45L・70L・90L・120Lが一般的です。ゴミ箱の大きさにフィットするサイズを選びましょう。

色は透明もしくは半透明がオススメです。外観からも中が見えやすく、分別がきちんとされているのか目視で確認できるため、特に理由がない限り透明のゴミ袋にしましょう。

購入数が悩ましいところで、理想としては使用枚数より若干多めと言いたいところ。もしイベント開催中にゴミ袋が切れてしまった場合、追加で買いに行く必要があります。

ところが、イベント中は人手も限られているため、買い出しに行くのも難しかったりします。そのため、使用枚数より若干多めで購入しておくのがオススメ。

一方で、そもそも使用枚数を予想するのがそもそも難しい部分です。予算に余裕があるなら、多めに購入しておきましょう。予算に余裕が無い場合は、若干多めぐらいで購入し、当日足りなくなった場合、買い出しに行ける想定をしておきます。

イベント会場から近いゴミ袋が購入できる店舗の場所・営業時間をあらかじめ確認しておくのがオススメ。当日アタフタせずスタッフに購入の指示出しがしやすいです。

当日の準備

ゴミ箱の設置とPOPの準備

当日はゴミステーション設置計画をもとに、ゴミ箱の設置とPOPの貼りつけを行っていきます。

屋外イベントの場合、風速によってはプラスチック製といった軽い材質のゴミ箱やPOPが飛ばされてしまう可能性があります。

その点も考慮しながら、ゴミ箱の中に重りを忍ばせたり、POPはしっかりと貼り付けていくなど、対策を行いましょう。

あまりにも風が強く、ゴミ箱が飛ばされてしまう可能性が高いと判断した場合は、ゴミ箱を設置しない判断も必要です

スタッフへの指示・情報共有

ゴミステーションの対応を行うスタッフへ、あらかじめ指示と情報共有を行います。内容は2つです。ゴミ袋のストックがある場所を事前に伝えておきましょう。よくあるパターンとしてはゴミ箱の底や、イベント運営本部が挙げられますが、開催するイベントでは、どこに保管しているのか伝えておきます。

もう一つが、回収したゴミ袋の集積場所です。施設によっては集積場所が分かりにくい場所にあるため、スタッフと一緒にルート確認も兼ね、ゴミ袋を集める場所を伝えておきましょう。

イベント中の対応

イベント中は以下についてチェックし、会場の衛生管理に努めましょう。

  • ゴミ箱が満杯になっていないか
  • 満杯になったゴミ袋を回収後、新たなゴミ袋が装着されているか
  • ゴミ箱周辺にゴミが散乱していないか
  • 分別はきちんと行われているか
  • 満杯になり回収したゴミ袋が放置されていないか

まとめ

イベントに参加する側ならあまり考えることの無い「ゴミ」ですが、主催者側になると「こんなに考えないといけないのか」と、思ってしまうかもしれません。

加えて、ゴミに対する対応が適切だったからと言って褒められることもなく、「イベント会場はキレイなのが当たり前」であり、どちらかと言うと減点方式の業務だと思います。

それでも、お客様に「楽しいイベントだった」と思ってもらうためには、必須の要素です。この記事が参考なれば嬉しいです。

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